かゆみ|横浜市都筑区のセンター北ヒロクリニックは、皮膚科・美容皮膚科・形成外科の専門医院です。

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かゆみ

かゆみ

たとえ症状が同じだとしても、かゆみの程度は人それぞれであるため、そのつらさを他の人に理解してもらうことも、伝えることも簡単ではありません。
かゆみには、アレルギーによるもの、炎症によるもの、ストレスによるものなど、それ以外にも多くの原因があり、それを承知している専門医であれば、できるだけ症状を詳しく伝えることより、正しい原因も治療法も見つけてもらえる可能性は高くなります。
かゆみが出るとついつい患部を掻いてしまいますが、その行為は大抵症状を悪化させることにつながるため、なるべく掻かないように気をつけて、早めに来院することをおすすめします。

かゆみ

辛い痒みを抑えるため、まずは塗り薬を処方させていただき、その後詳しく原因を追究します。
原因に心当たりがある場合は、そのことを医師にしっかり伝えて、症状が出ないような行動に努めることも大切です。
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主な疾患

手湿疹 美容師、主婦や飲食業に従事する人に多く見られます。特に冬場はお湯を使う機会が多く、大切な皮脂膜が奪われやすい為、湿疹が起きやすくなります。アトピー性皮膚炎の方は皮膚のバリア機能が低下しやすい素因があるため、手湿疹をおこしやすいです。
原因物質を特定・除去し、頻回なスキンケアを行い、炎症やかゆみを伴う場合はステロイドの外用や抗ヒスタミン薬を内服を行います。それでも治らない場合、光線療法や短期間ステロイド内服を併用することがあります。

日常生活で気を付けることは以下が挙げられます。
・手に軟膏を塗布し、炊事の際は木綿手袋をはめた上からゴム手袋を装着する。
・ 乾燥を防ぐため、しっかり保湿する。

じんましん じんましんでは、膨疹といわれる、蚊に刺されたような皮疹がみられ、その多くはかゆみを伴います。また、1つ1つの皮疹が24時間以内に消えることが特徴です。
じんましんは、誘因がある程度はっきりしている「刺激誘発性」と、誘因がはっきりしていない「特発性」の2つに分類されます。
刺激誘発性のじんましんは、特定の刺激によって出現するじんましんであり、アレルギー性じんましんや物理性じんましん(機械性刺激、寒冷刺激、日光、温熱刺激など)やコリン性じんましん(発汗による刺激)があります。
原因として、以下のものが考えられます。
1)飲食物………………… エビ・カニなどの魚介類、そば、肉食品添加物など
2)薬剤…………………… 風薬、痛み止めなど
3)吸入物………………… 花粉、ダニ、ハウスダスト、ペット、虫さされなど
4)物理的刺激…………… 日光蕁麻疹・温熱蕁麻疹・寒冷蕁麻疹など
1)〜3)に関してはアレルギー検査が可能ですが、それ以外においては原因がはっきりしないことが多いです。
特発性のじんましんは、背景に感染や疲労などがあることもありますが、誘因がはっきりしないことが多いです。受診される患者さんの約7割がこの病型といわれています。
1)感染症・内科的疾患… 風邪・扁桃炎・ピロリ菌、胃腸障害・肝臓疾患
2)体調の変化…………… 精神的ストレス、睡眠不足、過労など
その他、サブタイプとして血管性浮腫や蕁麻疹様血管炎、色素性じんましんなどがあります。

日常生活で気を付けることとして、以下のものが挙げられます。
1. 掻かないこと。掻けば掻くほど増える。
2. 激しい運動、アルコールは控える。
3. 入浴は避け、シャワー程度にする。擦り過ぎに注意。
4. 暖めるより冷やしたほうが良い。(寒冷蕁麻疹は除く)
5. 規則正しい生活で、十分な休養、睡眠を。

アトピー性皮膚炎 アトピー性皮膚炎とは、良くなったり悪くなったりを繰り返すかゆみのある湿疹が起きる病気で、患者さんの多くはアトピー素因を持っています。このアトピー素因とは、喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎の既往や家族歴がみられたり、IgE抗体を産生しやすい素因のことです。
先天的なフィラグリン遺伝子変異などにより、皮膚バリア機能が低下し、花粉やハウスダストなどの抗原(アレルゲン)が皮膚へ侵入しやすくなります。その結果、激しいかゆみや皮膚の掻き壊しにつながり、さらなるかゆみや炎症の悪循環が起きます。

アトピー性皮膚炎では特徴的な皮疹と分布がみられますが、特に、年齢により湿疹がでやすい部位が変化することが知られています。幼少期は頭部、顔面などに湿疹がみられ、体や手足は主に乾燥が目立って鳥肌様になります。小児期になると、肘の内側や膝の裏側などに湿疹がみられ、耳の付着部分に亀裂(耳切れ)がみられます。大人のアトピー性皮膚炎も基本的に小児期と同様ですが、上半身を中心にアトピー皮膚が強くなる傾向にあります。また、眉毛の外側1/3が薄くなったり、目の下に皺が寄ったり、首に特徴的な色素沈着がみられることもあります。最近は幼少期にアトピー皮膚の症状がなく、成人になって発症するケースもあり注意が必要です。

アトピー性皮膚炎は、@掻痒、A特徴的な分布、B慢性・反復性経過の3つを満たすものとされているため、必ずしも血液検査は必要ではありませんが、アトピー性皮膚炎の人の約80%の人で血清総IgE値が高くなるといわれており、診断する際の参考となります。また、病勢を調べるためには、末梢血好酸球数、血清LDH値、TARC値などがあります。また、ダニやハウスダストなどの特異的IgE値が陽性になりやすいため、経過により適宜、血液検査を行っていきます。

治療の第一選択はステロイド薬の外用です。皮膚の状態により外用薬の強さを調節し、炎症を早い段階で抑え、さらに副作用を起こさないようにします。症状が落ち着いてきたら、外用の使用頻度をを減らしたり、タクロリムス薬(プロトピック®)の外用に変更することもあります。強いかゆみに対しては抗ヒスタミン薬の内服が有効です。
また、重度のアトピー性皮膚炎の場合、免疫抑制剤のシクロスポリンやステロイドの内服、また最近ではIL-4,IL-13を阻害するデュピルマブといった生物学的製剤を使用することもあります。さらなる治療が必要になった場合、当院では大学病院の連携施設に紹介する体制を整えておりますのでご安心ください。

薬物療法以外では、カーペットはダニの住みかにもなるのでなるべく使わない、部屋の掃除を毎日念入りに行う、適度な温度湿度を保つなど、悪化因子を避けることも大切です。
食事療法ですが、特に乳児のアトピー性皮膚炎の場合、食物アレルゲンの関与が認められることがあります。ただし、食物アレルギーのない患者さんにとってアレルゲン除去食は有用ではないので注意が必要です。
治療のゴールは、症状がないか、あっても日常生活に支障がなく、保湿や必要最小限の薬物療法で皮膚の状態を維持することです。アトピー性皮膚炎
水虫 水虫は白癬菌という真菌(カビ)が原因で起こる皮膚感染症で、 他のカビと同様、高温多湿を好みます。ジメジメして蒸し暑い梅雨時から夏場にかけてや、汗と湿気で蒸れた靴の中などは白癬菌の活動が活発になりやすいです。白癬菌の感染力は、それほど強力ではありませんが、バスルームの足ふきマットやスリッパなど湿った暖かい場所は感染のリスクがあるので注意が必要です。 また、水虫は足にだけでなく、全身にも感染します。巷では、インキンタムシ(股部白癬)、ゼニタムシ(体部白癬)、シラクモ(頭部白癬)、手水虫(手白癬)などと呼ばれています。

足の水虫は、症状により以下に分類されます。
趾間型: 足の指の間がじゅくじゅくしたり、乾燥して皮がむける。かゆみを伴う場合がある。
小水庖型:  ポツポツとした水ぶくれができ、破れると皮がむける。
角質増殖型: 足裏の皮膚が厚く硬くなり、時にはひび割れることがある。

日常生活での注意として、以下のことが挙げられます。
1. 清潔にする!石けんを使用し、指の間までよく洗う。その後も乾燥させる。
2. バスマット、スリッパなどから感染するのでなるべく避けるようにする。または日干しする。
3. 通気性の良い履き物や、吸湿性の良い靴下にする。

治療としては、外用療法と内服療法があります。
抗真菌剤の外用薬を入浴後一日一回行います。当院では抗真菌薬を院内で処方することが可能です。調剤薬局まで足を運ぶのが恥ずかしい、または時間がない患者さんはぜひご相談ください。
外用でよくならない場合、また爪など外用だと効きが悪い部位の場合は3〜6か月程度の内服療法を行う場合があります。その場合、スクリーニングのため定期的な血液検査が必要になります。
酒さ・酒さ様皮膚炎 中高年の鼻や頬を中心に好発し、赤ら顔の状態が数か月以上続く慢性炎症性疾患です。日光やアルコールなどの外的刺激が悪化因子といわていますが、原因は不明です。
症状により@毛細血管拡張型(赤ら顔)A丘疹膿疱型(ニキビに似た症状)B瘤腫型(鼻が赤く腫れる)C眼型(目の周りの腫れや結膜炎)の4種類に分類されます。
また、ステロイドを長期的、不適切な外用をすることにより、赤ら顔が生じている場合があります(酒さ様皮膚炎)。ステロイド外用を中止し経過を見ますが、リバウンドにより、一時的に症状が悪化することがあります。症状の程度に応じて、治療を選択していきます。
とびひ とびひ(伝染性膿痂疹)は、皮膚の表面にいる、黄色ぶどう球菌やレンサ球菌が増殖しておきます。

黄色ブドウ球菌は皮膚の常在菌で皮膚や鼻の穴など誰でも必ず持っている常在菌です。 初夏から夏にかけて子供によくみられ、掻き壊した部分に水ぶくれができて、破けて周囲に飛び火し周囲に広がっていきます。レンサ球菌の場合は、かさぶたが主体になります。年齢や季節を問わずに突然発症しますが、アトピー性皮膚炎の方におきやすいです。
ともに感染力が強く、かきこわしたり、水疱の液に触れた手で他の部分に触れると他人にもうつることがあるので注意が必要です。
シャワーなどで患部を清潔にし、抗菌薬の内服治療を行います。
薬疹 薬疹とは、薬やその代謝産物の作用により、皮膚や粘膜に症状を起こすことです。
薬によるアレルギー反応以外にも、用量に依存して発症するもの、ウイルス感染が関与しているものなどがあります。
薬疹の症状は多彩で、発症頻度としては、播種状紅斑丘疹型、固定薬疹型、光線過敏型、じんましん型などが多いです。また、重症型としては、Stevens-Johnson症候群や中毒性表皮壊死症(TEN)などがあります。これらは致死的になりえるため、ただちに原因薬剤を中止し、治療を開始することが大切です。
病変部に対して、ステロイドの外用薬を塗り、びらん部分に対してはやけどと同様の外用処置を行います。また、重症例ではステロイドの内服などを行うことがあります。
症状が出現した時期や投薬機関などから、原因として可能性のある薬剤を絞り込み、同定します。
場合によっては、血液検査やパッチテストなどの検査を行うこともあります。
乾癬 乾癬は、代表的な炎症性角化症の1つです。
皮膚の症状としては、赤い面が少し盛り、表面に銀白色のフケのようなものが付着し、ポロポロとはがれ落ちます。 頭皮や肘、膝など刺激の加わりやすい部位に生じることが多いです。
遺伝的な要因や物理的な刺激や薬剤などによる外的な要因、および免疫学的な要因など発症に関与していると考えられていますが、まだ完全には解明されていません。
乾癬そのものを完治させるのは難しいですが、治療により、症状がほとんどでない状態までコントロールすることは可能です。

日常生活で気を付けることして、以下が挙げられます。
・食生活を見直して、体重のコントロールをする。
・禁煙をする。
掌蹠膿疱症 掌蹠膿疱症は手のひらや足の裏に水ぶくれや膿が繰り返しできる病気です。その他、爪が変形したり、関節に痛みが出ることがあります。
喫煙や扁桃炎、虫歯、歯科金属アレルギーが関与することがあります。

日常生活で気を付けることして、以下が挙げられます。
・食生活を見直して、体重のコントロールをする。
・禁煙をする。
・手足を乾燥させないようにこまめに保湿する。
・感染症の予防を心がける。

疥癬・しらみ症 疥癬はヒゼンダニによって引き起こされる皮膚病です。ヒトの皮膚に住みつくヒゼンダニは、全身にかゆみをもたらし、赤く小さな盛り上がり(丘疹)をつくります。疥癬は肌と肌の接触感染により、広がっていくので、限られた場所で集団生活をしている状況などでは爆発的に流行する危険もあります。また、その性質上、性行為感染症としても知られています。
症状や、ライフスタイルに合わせ、外用(フェノトリン)や内服(イベルメクチン)を選択します。

・通常疥癬: 全身(頭部を除く)にかゆみを伴った丘疹ができる。100から200匹、多いと1000匹ほどの疥癬虫に寄生されていると考えられる。
・角化型疥癬: 重症型疥癬。皮膚全体が赤黒くなり、ざらざらしてくる。この状態になると、寄生している疥癬虫は100万匹以上とも言われる。

しらみ症にはアタマジラミ、コロモジラミ、ケジラミの3種類があります。特にアタマジラミは小児やその家族に集団発生することがあり、注意が必要です。
フェノトリン含有の外用薬を塗布し、アタマジラミ用の梳き櫛で虫体や虫卵を除去します。

脂漏性皮膚炎 一般的に脂漏部位(頭や眉間、鼻周囲)あるいは間擦部(脇の下・へそ・股部・肛門周囲・乳房の下)などに生じる湿疹です。男女とも思春期以後に見られますが、生後半年以内の乳児にもみられることがあります(乳児脂漏性皮膚炎)。これは、母親の胎内での女性ホルモンの影響で発生するといわれており、8〜12か月で自然に良くなります。
脂漏性皮膚炎の原因として、皮脂中のトリグリセリドが皮膚の常在菌に分解されてできた遊離脂肪酸が、皮膚に刺激を与えることが原因と考えられています。その他、Malassezia属酵母菌やビタミン代謝(B2,B6など)、汗、Parkinson病やAIDSの既往などが関連していると言われています。

治療として弱いステロイド外用薬や抗真菌薬の外用を行います。場合によってはビタミンの内服が有用なこともあります。日常生活では、石鹸やシャンプーなどで皮脂の出る部分を清潔に保ち、規則正しい生活を送ることが大切です。

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